- 都市
- 鹿児島市/指宿/枕崎/桜島(鹿児島県)
初めての熊本と鹿児島。 観光列車に乗ってたくさんの名所を訪ね、たくさんの美味しいものを食べました。 最終日は、指宿・枕崎方面へ南下。 2020年豪雨災害からの復興を祈ります。
旅のきっかけ | JR日本最南端駅で下車するため。
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年/月 (何日間) | 2017年05月(3日間) |
人数 | 1人 (1 男性 ) 20代 |
都市 | 鹿児島市/指宿/枕崎/桜島(鹿児島県) |
旅のきっかけ | JR日本最南端駅で下車するため。
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年/月 (何日間) | 2017年05月(3日間) |
人数 | 1人 (1 男性 ) 20代 |
都市 | 鹿児島市/指宿/枕崎/桜島(鹿児島県) |
最終日は、まだ暗い早朝から出発。
指宿枕崎線は、薩摩半島の東岸と南端をくるっとまわり枕崎駅に至る路線。
鹿児島湾の海岸線沿いを走る東岸は、対岸に桜島や大隅半島のシェルエットを確認できます。
一方の南端は、海から少し離れたところを走りますが、車窓に端麗な開聞岳が聳えます。
途中で迎えた日の出に、終始釘付けでした。
指宿駅のふたつ手前の駅で、目の前に広がる長閑な海辺の公園が気になりました。
かつては線路のすぐ向こうが海でしたが、平成に入ってから埋め立てられて出来た公園です。
朝の散歩やジョギングには、もってこいの場所だと思います。
先ずは、指宿枕崎線を完乗しました。
本土最南端の始発・終着駅で、最北端の稚内駅から続いた鉄路はここで終わりを迎えます。
2006年に鹿児島寄りへ約100m移設してから、2013年に現在のお洒落な駅舎が完成するまでの数年は、ホームだけの寂しい姿でした。
車窓から見える、薩摩半島の最南端に位置する標高924mの山。
綺麗な円錐形の山容から、薩摩富士とも呼ばれています。
山の南側と西側が海に面しており、山頂からの景色は水平線が広がります。
また、海から見ても海上交通における重要な目印となっています。
JR日本最南端の駅で下車します。
訪れる人が増えたのか、大型バスが入る広い駐車場や駅前花壇が整備され観光地化していました。
到達証明書を販売している駅前の商店もツアーバスの休憩所になっており、辺りは観光客でいっぱいでした。
沿線の運行拠点で、鹿児島中央駅からの列車は殆どがここで折り返し、枕崎方面への列車は本数が大幅に減ります。
目の前は、火山の噴火でできた山川湾。
山川港と大隅半島の根占港を結ぶ航路は、国道の一部にもなっています。
山川駅から、路線バスで砂むし風呂に向かいます。
指宿にある砂むし温泉のひとつ。
他人にせっせと砂で埋められるのは、普通ない機会なので不思議な気分。
顔だけ出た砂人形が完成したら、先にスタッフに預けたカメラで記念撮影してもらえます。
砂は熱気を含みずっしりと、重い布団に体を固められている感じ。
すぐに汗が吹き出し、体全体でドックンドックンと血液が巡り始めると、体の中が洗い流されていくようなクセになる気持ち良さ。
手先から順番にもぞもぞと動き始めて、ゆっくりと上体を起こす姿は、もう墓場から出てきたゾンビです。
(1枚目)指宿サイダーに使われている水は、九州最大のカルデラ湖である池田湖の伏流水「唐船峡の湧水」
スッキリとした甘さと冷たさが、すぐに体の中へ染み渡ります。
(2枚目)「スメ」とは温泉の蒸気を利用した天然のかまどで、玉子や季節の野菜が艶々と蒸されています。
恐らく普通のサツマイモですが、ホクホクと甘くて美味しかった。
指宿市の代表駅で、観光特急の終着駅。
名誉駅長はリクガメですが、出迎えは気が向いた時だけなのか見かけませんでした。
ホームとを結ぶ、海の絵や写真が飾られた水色の通路は、さながらカメに乗って竜宮城へ向かう気分です(2枚目)
温泉街は、駅から海の方へ広がってる様子。
昼ごはんは指宿駅を出てすぐ、鹿児島の黒豚や地鶏にこだわった郷土料理のお店。
ここで2009年に誕生した指宿のご当地グルメ、温たまらん丼をいただきました。
店によって味付けや具材は異なりますが、共通するのは砂むし温泉で作られた温泉卵。
青葉さんは甘めの味付けで、色とりどりの野菜がたくさん入って目にも美味しい。
全てを取りまとめるのは、とろーりとした黄身の温泉卵。
帰りは鹿児島中央駅と指宿駅を結ぶ観光特急。
モチーフの浦島太郎は、薩摩半島最南端の長崎鼻にある龍宮神社が浦島太郎伝説に縁があるから。
(1枚目)黒と白で半々に塗られた大胆な外観は、黒髪だった浦島太郎がたまて箱を開けると白髪になった話から来ています。
(2枚目)駅に到着すると、たまて箱の煙に見立てたミストがドア上部から噴出する演出。
(3枚目)車内販売の「いぶたまプリン」は、クリームブリュレと黒ごまの2層になった濃厚なプリン。
鹿児島市内に戻ると、少し時間があったので立ち寄りました。
写真は、2020年に建て替えらる前の駅舎です。
鹿児島駅は、鹿児島本線と日豊本線の正式な終点ですが、事実上はひとつ西隣の新幹線駅がある鹿児島中央駅が終点駅の機能を果たしています。
ですが鹿児島港がすぐ近くにあり、構内には貨物駅も備えていることから、鹿児島駅は昔からの交通の要衝であることが伺えます。
駅前には、市電の鹿児島駅前電停。
全ての路線と起点となっているホームでは、忙しなく電車が出入りしています。
おやつタイムはかき氷の上に練乳をかけ、フルーツや豆類を盛り付けた「しろくま」で有名なお店。
かき氷なので、一口食べるたびに頭がめっちゃキーンとします。
たっぷりとかけられた練乳にうっとり、たまに色々なフルーツや白豆を摘むのが楽しい。
白くまの名前の由来は諸説ありますが、レーズンが目に見えて白熊に似ているからと言われています。