手つかずの自然が残る知床、刑務所で有名な網走、綺麗すぎる美瑛・富良野の旅（北海道旅➁）

バスの中から撮ったので、あまり良く撮れなかったのですが、地元ではこの岩に名前がついています。

1枚目：ゴジラ岩
2枚目：亀岩

言われれば、なんとなくそんな感じがしませんか？

知床半島の大自然を見るために、観光船おーろらに乗りました。

ひとつひとつの岩に名前があるようですが、覚えきれませんでした。

写真1枚目の断崖絶壁の後ろに、知床五湖があります。

写真2枚目は、このコースの折り返し地点であるカムイワッカの滝。アイヌ語で、神の水という崇高な名前がついています。
この滝の上には、滝登りをしないと入れない秘湯中の秘湯、カムイワッカ湯の滝があります。

写真1枚目に滝（川？）があります。季節柄、鮭の川登りが始まっているということで、その鮭を狙ってヒグマが川に現れます。
ヒグマが見えたという人もいましたが、私は見ることができませんでした。

私が見たのは、海鳥と鹿だけ。
このオホーツク海は、クジラやイルカもいるそうですが、それも見つけられませんでした。

写真2枚目のように、岩に穴があいているのは、流氷のせいで、長い年月のうちに削り取られた跡だとか。

海の色は深い青緑。ここが冬になると一面流氷に覆われるのね。

オシンコシンとは、「そこにエゾ松がの群生するところ」を意味するアイヌ語に由来します。

若い頃来た時は、写真向かって左側も水が大量に流れていました。流れが2本になっていることから「双美の滝」とも言われていたとか。
ですが、流れが変わったのか、今は右側しか盛大に流れていません。

滝のそばは、マイナスイオンがすごかったです。

この滝は、日本の滝１００選に選ばれているそうです。

写真3枚目は、近くの土産物店に飾られたヒグマの剥製の掛け物。

昼食に、海鮮問屋の入丸水産でウニのせ海鮮丼を食べました。海鮮はとても新鮮。

他のところの食事でもそうでしたが、北海道のつくだ煮等は、味が甘く感じられました。まずくはないのですが、少し物足りなさを感じました。
私が関東の人間だからでしょうか。あまりしょっぱくないのです。
他の人たちも似たようなことを話していました。

食事後、送料無料ということで、カニ足をお正月用に大量買いしてしまいました💦

明治時代、ロシアの南下政策に備えるため北海道開拓を急ぐ必要のあった政府は、重犯罪者（政治犯・思想犯など）を網走に集め、その囚人たちを労働力として使うことが考え出されました。

網走から旭川まで繋がる中央道路の開削や、鉄道、農地を最初に切り拓いたのは囚人たちでした。

その過酷な生活や当時の建物を見事に移築・再現したのが博物館・網走監獄です。

短い見学時間でしたが、その詳細は、別に紹介します。

メルヘンの丘は大空町女満別の国道39号線沿いにあるビュースポット。道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」が比較的近いです。
丘の稜線上に7本～8本のカラマツが植えられ、その景色が黒澤監督の映画「夢」に使用されたことから人気スポットになりました。

丘にはじゃがいもや麦が植えられて、カラマツとの組み合わせがとてもいいそうです。
残念ながら、じゃがいもの季節は終わってしまっていて、この風景を半分しか楽しめませんでした。

晴天や夕焼けの空を背景にした景色が人気だそうです。

明治32年創業の、老舗旅館。
創業当時はなかなか人も来ない僻地にある温泉で、創業者はとても苦労したと案内に書かれていました。

おんねゆ温泉は、北見の街から車で40分ほどの場所にある静かな温泉地で、滝の湯温泉（単純硫黄温泉）、おんねゆ温泉（アルカリ性単純温泉）、ポンユ温泉（アルカリ性単純温泉）の３つの源泉掛け流しのお湯の郷です。温泉街など派手な街ではなく、いくつかのホテルがあるといった落ち着いた雰囲気です。

説明書きによると、温泉にも「鮮度」があるそうです。
この「鮮度」を表す指標を、酸化還元電位といい、プラスであれば「酸化」傾向、マイナスであれば「還元」傾向なんだそう。酸化は物を錆びさせる「老化」であり、還元は老化抑制効果（アンチエイジング）がある、ということになります。
大江本家の温泉は、この値がマイナス200mv以下と日本有数の還元率を誇っています（草津温泉はマイナス83mv)。

泉質が単純硫黄泉、弱アルカリ性のため、古い角質を洗い落とす作用があるそうです。

まだ火が通っていないうちに写真に収めたので生肉に見えますが、左上の方にみえるのはジンギスカンで、肉が苦手の私でも美味しくいただけました。

量がとても多かったので、ご飯(ホタテ飯）を残してしまいました。

24時間お風呂に入れるところも良かったです。

温泉はほんのりと硫黄の香りがしますが、無色で湯触りはさらりとしていて、弱アルカリ性の源泉かけ流しのお湯がしっかりと角質を落としてくれて、湯上がりの肌触りはまさに一皮剥けた肌触りと、さりげなく素晴らしい温泉です。

温泉施設はわりと広く、ドライサウナ(スチームサウナはコロナの関係でお休み）、ジャグジー、打たせ湯、岩風呂、寝湯、露天風呂等の浴槽がありました。

湯上りに外を見てみると、無加川の流れをみることができました。

写真1・2枚目はシマエナガ。
シマエナガは北海道に住んでいる野鳥で、すずめよりも小さい日本最小級の小鳥です。
からだは約7cm
しっぽも約7cm
長い尻尾の様子が柄杓のようなので「エナガ（柄が長い）」と呼ばれているのだそうです。
かわいすぎる～❣

写真3枚目はエゾリス。

両方とも、朝食会場から運が良ければ見られるそうですが、気を付けて外を見ていても、見つけられませんでした😢
冬の方が、見つけやすいそうです。

和食を中心としたバイキング形式。

もちろん、コロナ対策で、料理を取る時はマスクと使い捨て手袋をします。

茹でたじゃがいもは、幻のいもと呼ばれる「インカのめざめ」で、ねっとりした口当たりとまるでサツマイモのような甘さ。バターをつけると、本当においしくいただけました。

焼き立てのパンがまた最高！

北見特産の白花豆を使った白花美人（甘納豆）がおいしくて、たくさん食べて、おみやげにも買ってしまいました。

旭山動物園は、日本最北端の動物園ながら2006年には年間入園者数300万人を突破。来園者数日本一に輝き、北海道を代表する観光地として不動の地位を築いています。

その動物園を、昼食時間込み2時間という短時間で回らなくてはなりませんでした。

調べると、広い園内、平均滞在時間3時間という人気の動物園を2時間以内で回らなくてはならない、これはお昼ご飯を食べている場合ではない、ということで、駆け足で2時間たっぷり、見てきました。

動物園については、別に紹介します。

広く美しい丘を短時間で足で巡るのは無理なので、500円を出してトラクターに車両をつないだ「のろっこ号」という車に乗り込みました。

晩夏だというのに、色とりどりの花が咲き誇り、丘を花の絨毯に変えていました。
さすが、「色彩」ではなく「四季彩」という名称。四季折々の風景が楽しめるようになっているんですね。

のろっこ号でガタガタ行くと、どんどん風景が変化していくのがわかります。
こういう変化に富んだ景色が見られたのですから、500円を出した甲斐があったというもの。

美瑛・四季彩の丘のマスコットキャラクターでしょうか。
コロナ禍で、ロール君もマスクをしていました。

2枚目は入り口付近から見た四季彩の丘。ここからでも十分綺麗でしたけれどね。

3枚目は四季彩の丘入り口兼出口。お土産なども売っています。のろっこ号はこの近くから出ます。

時間があれば、敷地内にあるアルパカ牧場（有料）にも行きたかったです。

さほど大きくはない湖ですが、青い色調が微妙に場所により変化し、場所を変えて見ると違った風景に見えます。
カラマツなども水に浸かっていて、本当に幻想的。
見ていて飽きない風景でした。

説明書きによると『青い池が青く見える理由は、上流の白金温泉地区で湧出している「白ひげの滝」などからアルミニウムを含んだ水が、美瑛川の河川水と混じることにより、コロイドが生成されます。太陽光が水中のコロイド粒子と衝突し、波長が短い青い光が散乱されるため、青く見えると言われています』

バスの中から撮ったので、あまり良く撮れていなくて、噴煙なのか雲なのか区別がつきませんが、活火山・十勝岳（とかちだけ）を有する十勝連峰です。

大雪山国立公園の南西部に位置し、その中心は活火山の十勝岳です。
この山はたびたび大爆発を起こし、山麓の町村に多大の被害を与えています。

三浦綾子の「泥流地帯」という小説を思い出し、帰ってからまた読み返しています。

最近では昭和63年（1988）12月に噴火したそうです。

釧路で乗れなかったノロッコ号。
期間限定で、富良野・美瑛でも走っていました。

滅多に電車の来ないローカル線の線路に遮断機がおり、バスが止められたと思ったら、ノロッコ号がのろのろと走っているではありませんか！

後で調べたら、JR北海道は「富良野・美瑛ノロッコ号」を運転。運転日は、2020年7月18日（土）～9月22日（火・祝）の土休日のみ。運転区間は、旭川～富良野間または富良野～美瑛間。
富良野線開通120周年記念ヘッドマークを掲出して運転していたとのこと。

ラベンダーで有名なファーム富田です。

以前、6月のラベンダー最盛期に来た時は、一面ラベンダーの花で覆いつくされ、紫の絨毯のようで、農場全体がラベンダーの香りで満ちていた覚えがあります。

今は季節が違うので、ラベンダーはほとんど咲いていませんでしたが、自家製のラベンダーグッズ（写真3枚目）の店があったり、ラベンダーソフトを売っていたり（今回は時間がなくて食べられませんでした😿）とにかくラベンダー一色。

写真2枚目は、十勝連峰から染み出てくる敷地内の飲用水。

ファーム富田の敷地の外に、ガイドさんお勧めのメロンパンが売っているお店がありました。

時間がなくて、熱々をそのまま食べられなかったのが残念でしたが、おみやげに買って帰りました。

税込み270円と少々お高いのですが、それだけの価値はありました。ふらのメロン果汁入りのクリームをたっぷり包み込んだ、ファーム富田オリジナルのメロンパンです。

家に持って帰って食べようとしたら潰れてしまい、慌てて食べたので写真を撮り忘れましたが、ジューシーなおいしいメロンパンでした。

富良野からだと、旭川空港が近いのですが、コロナのおかげで減便され、長距離を走って新千歳空港へ。

搭乗券をもらって、ツアーはここで解散。

搭乗まで時間があったため、最後のおみやげを買いました。

減便のおかげか、羽田行き飛行機は、満席でした。

夕飯は飛行機で食べるしかなかったので、新千歳空港で空弁を買いました。

鮭といくらの親子丼ならぬ鱒（ます）といくらのチラシ弁当。

荷物が多くて、飛行機に持ち込む際、形が崩れてこんなにばらばらになってしまいました。
まあ、チラシだから、ばらばらになっても構わないし、疲れた胃にやさしい量で、飛行機でテレビ番組を見ながら食べるにはちょうど良かったです。

家に帰りついたのは、夜の10時を過ぎていました。

網走で買ったカニは別便でお正月用に後で送ることになっているので、それを抜いた今回の旅のおみやげです。
あ、富良野で買ったメロンパンが抜けていましたが。

なぜか、行っていないはずの室蘭のカレーラーメンが入っていますが、新千歳空港で福袋を買った中に入っていたものです。