當麻の里散策②　石光寺

道の駅ふたかみパーク當麻から歩いて15分ほどで石光寺に到着します。奥に見えるのは二上山。のどかな風景の中にあるお寺です。

宗派は浄土宗で、天智天皇勅願、役小角（役行者）開山のお寺です。染寺とも呼ばれています。

ご本尊は阿弥陀如来坐像です。阿弥陀さまに手を合わせると心が落ち着きます。

石光寺には日本最古の石仏である白鳳時代の弥勒石仏が安置されています。石光寺の名は光り輝く地面を掘ると弥勒三尊の石像が現れたという伝承に由来します。その伝承を裏付けるように1991年に弥勒石仏が発掘されました。牡丹の季節に特別開帳されます。参拝した日は開帳前でした。

石光寺は周りに大きな建物がないのでどこを撮っても絵になります。

石光寺染寺塔跡地。水が溜まっていますが、中は三段になっています。白鳳時代のものだそうです。

石光寺は中将姫でも有名です。中将姫が突如現れた老尼のお告げに従って蓮糸をこの池で洗い清め、桜の木に掛けると、五色に染まったという伝説があります。

中将姫が一夜にして織りあげたという當麻曼荼羅（綴織當麻曼陀羅）は国宝に指定されています。

与謝野鉄幹が先々代住職にあてた手紙が石碑になっています。今年は健康上の理由で寒牡丹を見に行けませんという内容だそうです。

どこを見ても美しくて写真を撮りすぎてしまいます。

お堂と牡丹はよく合います。

絵になりますね。

赤系が多いですが、黄色や白の牡丹もあります。

こちらは芍薬だと思います。

藤棚もきれいです。背後の山は二上山です。

山門を入ってすぐのところにあります。手前の方形はわたしたちの姿世界を、円形は覚りの世界及び仏を意味しているそうです。