山口周遊旅・長州藩とやまぐちISHIN祭✨

下関駅で降りてレンタカー。到着がお昼前だったのでまずは唐戸市場でランチすることに✨ウニ丼にさざえにお寿司に……！！新鮮な魚介の宝庫でした。また行きたーい！！

唐戸市場を歩き出てすぐそこにある石碑です。対岸には門司（九州側）が見えるので、時間があれば寄り道したかったなぁ。。

初日は晋作巡りです。まずはいきなり、功山寺挙兵の舞台から✨高杉晋作の回天義挙像がカッコ良すぎます！！松陰先生や久坂玄瑞、みんなの死を無駄にすまいと、たった一人でも立ち上がり、なんとか突破口を開いて局面を変えようというその強い思いが感じられる場所ですね。

こちらは晋作の死後、愛人おうのさんが晋作の菩提を弔った場所です。博物館もあり晋作ゆかりの物が色々と展示されていました。晋作のお墓はこちらにもあるんですね（後述しますが萩にもありました）。晋作が大好きだったという梅の開花時期にもう一度来たいです。

晋作も病には敵わず…肺結核を患っていた晋作が息を引き取った場所と言われています。
初めは桜山神社近くの家で、野村望東尼（おもしろき…の下の句を続けた女流詩人）と愛人おうのさんに看病されていましたが、正妻のマサさんが萩からいらっしゃる事になりこちらの酒場経営者の林さん宅の離れに移動したとか…。

晋作の発案で作られた招魂場だそうです。命を落としていった奇兵隊員を弔うために作ったそうですが、これを機に日本全国で招魂場が作られるようになったと聞きました。
松陰先生のような名だたるお方から、奇兵隊の名も知られざる小者まで、みんな等しく祀られている所にも大きな意味があるように感じます。
晋作は「弔らわる人に入るべき身なりしに 弔う人となるぞはずかし」と、自分より先に命を落としていった奇兵隊員を嘆いた書をのこしています。

さて、車を走らせ萩へ到着。もう夕方になってしまいました。ホテルは朝食しか付いていないプランだったので、夕食は萩心海さんへ。大きないけすから丸ごと一匹の活きイカを捌いてくださいます✨最初はお刺身でいただき、残りを天ぷらにしていただいたのですが、お刺身はイカもウニも他のお魚も本当に鮮度が良くて美味しかったです！！！そして、天ぷらはイカが膨らんでかなりボリューミーで食べごたえあります！！！かなり贅沢してしまいました✨

東萩駅近くのホテルでアクセスも便利！
ホテル直結のレンタサイクルのお店もあるので萩城や城下町への散策にも便利✨また広い駐車場もあり駐車料金無料、車の出し入れ自由な点もありがたかったです。

神社はやはり朝一の方が縁起が良いかなぁとまずは松陰神社へ。厳かな雰囲気の中、お参りさせていただき、少しでも松陰先生の存在を感じられたら…と、なんだか今日これからの旅にドキドキしてきました。

急にふっと自然に現れました。これが松下村塾…！！思っていた場所より更にこじんまりとしていました。ここで松陰先生が身分に関係なくみんなに至誠を教え、多くの志士たちを生み出していったんだなぁと思うととても感慨深いです。毎年行われる「萩ものしり検定」に合格すると、松下村塾で講義が受けられると聞いて、帰りにテキストを買ってしまいました（が、未だ検定を受けにすら行けておらず…実行なき者に成功なしです（涙））今は少し内容変わってしまってるのかな？！早速調べてみます！

こちらは、松陰先生が謹慎していた場所。3畳半のお部屋は流石に狭く感じましたが、最初はここで家族や近所の人に教えることから始まり、後にたくさん増えた弟子たちと増築して松下村塾を開いたということを知ると、最初の一歩は小さくても積み重ねていくことの尊さ、大切さを感じますね。

こちらはほとんど撮影不可の博物館なのですが、この旅で最も記憶が鮮明で、今でも昨日の事のように感じられる、強く印象に残った場所です。紹介文でも書かせて頂きましたが、松陰先生が２通書いた留魂録のうちの１通が実際に展示されているんです。そのお部屋が、本当にものすごいオーラが漂っていて、まるでそこで松陰先生に会ってきたようなそんな気持ちになるんです。そして、売店でなんと！留魂録のレプリカが実際のサイズ感&解説付きで販売されております！身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留めおかまし大和魂

松下村塾からほど近い場所に伊藤博文の旧家と別邸があります。旧家は藁葺き屋根のこじんまりした家なのですが、東京から一部移築したという別邸は、それはそれは広大で立派な家でいかに出世したかがうかがえます。

近くには松陰先生と、共に国禁を犯し海外密航を企てた友・金子重輔の像もありました（逆光で上手く撮れておらず。。）また松陰先生やそのご家族、高杉晋作、久坂玄瑞のお墓もあり手を合わせてきました。

一旦車を置きにホテルへ戻り、代わりにレンタサイクルしました！これから萩城下町へはチャリでお出かけします！

国禁を犯し海外密航を企てた二人が入れられた牢屋の跡へ。本来であれば死罪に値しますが、二人の勇気ある行動に感銘を受けたペリーが刑を軽くするよう助言してくれたと伝わっています。野山獄へは松陰先生、岩倉獄へは金子重輔が投獄されました。二つの獄は道を挟んで向かい合った場所にあるのですが、身分の低い金子は野山獄には入れず、劣悪な環境の岩倉獄へと放り込まれ、医者に診せてほしい、薬をあげてほしいとの松陰先生の再三の頼みも受け入れてもらえないまま、身体を壊し獄中死してしまいました。

お昼を食べていなかったのですが、時間が惜しいので商店街へ。色々なお店に美味しそうなお弁当があり、かなり目移りしてしまいましたが、こちらに落ち着きました✨商店街の通路に飲食スペースもあり、落ち着いて堪能することができました(^^)

木戸孝允＝桂小五郎の生家です。木造２階建ての立派なおうちでした。木戸孝允の写真や手習いの掛け軸など展示されていました。

高杉晋作、伊藤博文が学び遊んだお寺。境内にある天狗のお面が病弱な晋作を勇気づけたと伝わっています。

こちらは高杉晋作旧家。産湯に使った井戸や晋作が書いたお手紙、お尋ね者になった時にバラまかれたという人相書（あんまり似ていない気が。。）などが展示されていました。

自転車を走らせるのがとても気持ち良い場所、萩城跡です。城は残っていませんが、博物館があります。博物館には晋作の史料がたくさん展示されたお部屋がありました。

こちらは城下町から少し離れた場所にあり、道に面した場所（駐車スペース無し）にあったので自転車で行って良かったです。こちらの石碑しか残されていませんでしたが、禁門の変で散っていった久坂玄瑞もまた、近所に住んでいたんだな、長州藩って、萩って、本当にすごい！と思いました。

長州藩の藩校、明倫館。今は小学校があるようです。ここで松陰先生や小田村伊之助から学べるなんて贅沢だな〜（笑）小学校では、毎朝子ども達が松陰先生が残した言葉を朗唱しているのだとボランティアの方が教えてくれました。

ここを過ぎると萩の町が見えなくなってしまうことから、萩を出る人々がその景色を惜しんで涙を流したと言われる場所。松陰先生が安政の大獄で江戸に渡る時に詠んだ「かえらじと思いさだめし旅なれば、ひとしおぬるる涙松かな」の一首が石碑に彫られています。

湯田温泉・松田屋ホテルは、300余年の歴史ある旅館で、木戸孝允、坂本龍馬、西郷隆盛、大久保利通、伊藤博文など多くの志士達が集い、密議を交わした場所とされています。館内には、明治維新資料室があり貴重な史料が展示されている他、「維新の湯」という江戸時代からあるお風呂にも入ることができます。きっと龍馬たちも入浴したであろう大人気のそのお風呂は、家族風呂サイズで一家族ずつ「入浴中」の札をかけて利用するため、自分で空室のタイミングを見計らう必要があり入るのにやや苦労しました（笑）

松田屋ホテルはお料理もとても美味しかったです(^^)翌朝は中庭を散策。西郷大久保木戸が会見したとされる場所があったり、足湯があったり、とにかく贅沢な気分で日頃の疲れを癒やすことができました。未だに毎年、お葉書を送ってくださるのでその度に思いを馳せています。

防府天満宮は日本最初の天神さまと言われています。これで日本三大天満宮（太宰府天満宮、北野天満宮、防府天満宮）を制覇できました！

せっかく山口まで来たので、錦帯橋に寄りたくて帰りは新岩国駅から新幹線に乗ることにしました。見事なアーチの橋！！直線的な橋ではなくアーチ型にするこの技術って、ものすごく緻密に計算されたすごいものなんですよね！昔、北京にいた時に、後海にある全長2mもないぐらいの小さなアーチ型の橋を車？が通ろうとしてヒビが入り、補修のため一旦崩したそうなのですが、いくらやっても元のアーチ型の橋にはどうしても戻せなかったようで、いつまでも壊れたままになっていました。今はどうなってるんだろう？

駅近くでレンタカーを返却し新岩国駅まで送ってもらいました。偶然、逆方向にエヴァンゲリオンの新幹線が止まっていて、見られてラッキーでした✨

今回、旅のはじめにおいでませパスポートをもらい、各地でスタンプを押して応募してみたところ見事当選！！
温州みかんのストレートジュース（皮むきみかん搾り）を6本も頂いてしまいました✨全く雑味のないスッとした飲み心地の本当に美味しいジュースでした🍊山口大好き！！！