特急指宿のたまて箱（いぶたま）に乗ってみました

指宿駅は駅員さんがたった一人（土日だと名誉駅長のリクガメ小太郎くんに会えるのかな？平日のため小太郎くんには会えず）。

乗車当日は時間があまりないので、前日にみどりの窓口で予約していた特急券と乗車券を受け取ろうとしたら、昼休み中で窓口が閉まっていました。

バスの時間が迫っていたので、窓を軽く叩くと、駅員さんが出てきてくださり、昼休み時間中にもかかわらず快く切符を出してくださいました。

駅員さん、ありがとうございました。

指宿の温泉（ナトリウム塩化物泉）は古代の海洋水が温められて噴出したものだそう。
指宿温泉には最近注目されている美人の湯のもと『メタケイ酸』がとても多く含まれているそうです。

電車やバスの待ち時間に、気軽に無料で利用できる足湯温泉はとてもありがたい存在。

長旅の疲れも吹っ飛びます。

九州を走る観光列車は、車内や外装のデザイン性の高さなどで、鉄道ファンでなくてもいろいろと乗ってしまいたくなるしかけがいっぱいとのこと。

いぶたまの車体の黒と白は、浦島太郎が玉手箱を開ける前の黒髪と開けた後の白髪をイメージしたそう。

私にとっては、初めて乗る観光列車。ドキドキしながら乗ってみました。

駅では、指宿市の職員さんが見送りに来てくださっていました。

車内は木をふんだんに使ったぬくもりを感じさせるインテリア。

南九州産の杉の木を材料にしようしているのだとか。

天気が良ければ大隅半島まで見ることのできる、海を眺める一人用カウンター席があります。
雨だから、景色はイマイチでしたが。

誰でも座れるロビー席。

いぶたまは、全席指定の列車ですが、自分の席に飽きたら、こんなところでゆったりしても。

わたしの席から見たカウンター席の様子。
この席から、海などの風景が眺められます。

サプライズで、地元の方々の歓迎旗振りを見ることができました。思わず手を振り返してしまいました。

桜島が見えてくると、いよいよ終点鹿児島中央駅が近づいてきます。
1時間弱の列車旅は、もったいないくらい贅沢でした。

「言霊メッセージサービス」があり、サービスカウンターに置いてあるたまて箱に、備え付けのカードにメッセージを書いて入れておくと、車内放送で伝えてくれることがあるとガイドブックに書いてありました。

たまて箱を開けると、中には亀の置物が入っていました。
まるで亀がメッセージを運んでくれるよう。

早速メッセージを書いて、たまて箱に入れておいたら、着く間際に車内でアテンダントさんがメッセージを放送してくれました。

ちょっと嬉しいけれど、恥ずかしい(;^_^A

アテンダントさんの手書きメッセージが入ったプレゼントをいただきました。

中身はJR九州の名の入ったあめ玉たくさんでした。
手書きメッセージが、なんとなく嬉しい。

家に持って帰ってから撮ったので、しわくちゃになってしまいました。

連結器やトイレなどのところにかかる目隠しの暖簾が玉手箱の絵でかわいくておしゃれ。

この暖簾を通って、アテンダントさんがおやつを販売したり、一人一人に声がけして記念撮影をしてくれました。

車内で撮ってくれる記念撮影は、なかなか自分の映り込んだ写真が撮れないひとり旅には嬉しいサービス。
アテンダントさんとのおしゃべりも楽しかったです。

いよいよ鹿児島中央駅に到着。

ドアを開けると、連結面寄りの乗降口ではミスト噴射の演出を行っています。

これは、「玉手箱を開けると、煙が浦島太郎をモクモクと…」という童話の一部を再現したものです。

実は指宿駅でも撮影を試みたのですが、上手く撮れず、唯一煙が撮れたのが降りた時のこの1枚のみでした。

昼間の鹿児島中央駅を撮り忘れたので、夜の鹿児島中央駅を。

観覧車アミュランがお出迎え。これに乗ると、夜景がきれいに見えるとか。

新幹線の終着駅だけあって、とても広くて開けていてびっくりです。

ただ、夜が早くて、7時には主な店は一斉にしまってしまい、目一杯観光をして帰って来ると、お土産の物色もできず少し困りました。