【松栄軒　牛ステーキ重・春のひっぱりだこ飯】人気駅弁あります！身近で手に入る駅弁をご紹介。旅に出るきっかけに。

鹿児島県出水駅を中心に駅弁販売を手掛ける松栄軒さん。
今回は出張販売という事で、京都駅の在来線連絡跨線橋上の売店で販売されていました。
手にしたのは牛ステーキ重。
しかも新生活応援キャンペーンとの事で、1,000円を切って980円でいただけました。

メインの牛ステーキは、サイコロステーキと似た食感のお肉。駅弁として冷めても美味しくいただける柔らかさになっていました。ボリューム感は充分感じられました。ソースは醤油ベースで甘めのバーベキュー味。心躍る行楽に向かう際にはぴったりの味です。

美味しかったのは、ステーキ肉の下から現れた牛そぼろ肉。脂のうまみが冷たくてもしっかり感じられるジューシーな仕上がり。
あまたのそぼろ弁当を食して来ましたが、確実に5本の指に入る美味しさでした。
錦糸卵の黄色と牛ステーキと牛そぼろの茶色の色合いが、菜の花畑をイメージさせるルックスのこちらの弁当。
春のお出かけにはうってつけではないでしょうか。

続いては新宿駅で発見の幻のおにぎり。
先日いつもおじゃましている駅ナカコンビニNewDaysにてこちらの商品を発見。
横川駅名物・おぎのやの「峠の釜めし」と同じ材料を使用した鶏ごぼう飯おにぎり。
ひとつ220円ですが、きちんと荻野屋さんの監修で製造されています。

東京側の調整元も、ワンランク上の弁当等の製造を請け負う「銀しゃり」さんという事で、その味わいは折り紙付きです。

実際鶏肉のブロック切りはゴロゴロ。見た目以上にボリューム感のある商品でした。

茶飯に混ざる鶏モモ肉とささがきごぼうはまさに釜めしの一画をなす味わいなのですが、なぜ故に話題にならないのか。

店員さんに聞いてみると、時間限定での販売だそう。
夕方5時には店頭からなくなるらしく、日中しか手に入れられない商品だそうです。

具材が限定されている分、釜めしよりこちらの方が旨みは濃いと思います。
あの荻野屋の峠の釜めしの味わいが、しっかりおにぎりで味わえるとしたらお値打ちの商品です。

東京都内限定の商品の様ですので、東京にお越しの際はぜひ御利用ください。

4月にはJR東日本エリアの駅ナカコンビニNewDaysにて、駅弁祭りが開催されておりました。
自分は新宿駅で入手。
取り扱われていたのは米沢駅の牛肉ど真ん中の塩味と、兵庫西明石駅のひっぱりだこ飯。
どちらにするかと迷いましたが、春限定バージョンのひっぱりだこ飯をチョイス。

伝統的なタコ漁法で用いる蛸壺をモチーフにした陶器の器の中には、タコの足と身の甘く柔らかく仕上げられた大きめカットのたこのうま煮の他に、春限定を謳うだけあって具材にはあさりと菜の花の刻み炒めが入っていました。

そしてご飯の底からは、この駅弁の名前の由来になったであろう練り物の蛸天が登場。たこ焼きの様な味わいに、2度満足。
関西圏はにしては醤油だしベースがしっかり濃いめに効いているのが意外でしたが、この位の味の濃さの方が、たこ本来の旨みや香りがしっかりと感じられるのでグルメの多い関西人でも納得の味でしょう。
久々の出会いでしたが、変わらぬ味わいに感激いたしました。