【谷地温泉】日本三秘湯の宿に一泊！

奥入瀬渓流を発ち、谷地温泉に向かう途中の道です。紅葉のグラデーションの中を延々進んでいきます。
移動にかなりの時間が要していたはずですが、紅葉が綺麗だったので所要時間は全く覚えていないです…(笑)
前方の車両を加工でマスキングしてあります。

蔦温泉より奥にまで進み、猿倉温泉なんて温泉もあるんだ、と、温泉資源の多さに驚きつつ進みます。ある程度の標高にまで達すると、ブナ林が広がってきます。紅葉もある程度進んでおり、遠くまで・高いところまで来たんだなあ、と、しみじみ。

(写真ではわかりづらいのですが)遠くの一帯が、オレンジ色のモヤがかかったように見え、よくよく近づいてみると湿原だったようです。

晴れ間にはこんな感じの景色が見えました。実際に足を踏み入れてみればよかったのですが、旅館が楽しみで、眺めているだけになっちゃいました。

いい意味で古めかしい建物が見えてきます。写真には写しませんでしたが、建物は写真右側にずっと続いており、その建物に沿うように宿泊客は車を停めていました。旅行支援があったこともあり、たくさんの車が停まっていました。

玄関先です。木造建築というのにグッときちゃいました。

右側の扉を開け、玄関を入ったところ、売店とフロントです。山深い場所にあるお宿ゆえにインターネット環境がなく、写真右下の木製のテーブル・椅子のあたりが唯一携帯電話の使える(Wi-Fi設備のある)場所でした。

売店・フロントの脇に玄関？があり。ここで靴を履き替えます。いちばん奥に見える「ゆ」にワクワクしつつ、まずはお部屋に。お部屋は「ゆ」の暖簾より少し右側にあり、のれんに背を向けるような形で階段を上っていきます。

歴史を感じさせる傾斜の階段でした。上るとギシギシと音がします。

2階に上がりかかったところ。写真の左右にお部屋が用意されています。

湯治のための温泉場、という趣が強いため、お部屋は最低限の設備・広さでの用意でした。建物の外見ほどの古めかしさはなく、綺麗なお部屋だったので満足です。

部屋を出たところです。トイレ・洗面台は共用でした。

廊下の柱に貼ってあったもの。「秘湯の為」携帯電話はお使いになれません、という書き方に、どちらかというと嬉しくなりました。
そうかあ、秘湯だもんなあ！　私、いま、秘湯に来ているんだよなあ！　…といった具合で(笑)

共用の洗面所。1泊通してずっと綺麗に使われている印象を受けました。
鏡に映っているのはコップです。汲んだ水道水を飲み水にすることが出来ます。

洗面所ポスター詳細①。プラシーボ効果もあるかと思いますが、たしかにおいしかった気がします。

1階に戻ってお風呂場に。「青色の暖簾をくぐった先がお風呂場です」という説明を受けていたものの、「女(私)がこの色の暖簾をくぐっていいのだろうか」と多少どきどきしながら入っていきました。

暖簾をくぐった先にまだ廊下が続いており、その先で男女が分かれていました。
写真には写せませんでしたが、外国語での入浴案内もあり、「知る人ぞ知る」名湯なんだなとワクワク。浴場の写真は撮れない・撮っていないので、ぜひ「谷地温泉」で検索頂きたく…！　白い濁り湯のぬるい温泉(36度ほど)とあたたかい温泉(41～2度)の交代浴が推奨されていました。

玄関(写真6)で左側の扉を開けると、すぐそばに食事処がありました。写真は朝食前に撮影したものでしたが、夕飯もこちらでいただきました。

お食事は「イワナ3種コース」をお願いしました。イワナ以外もたっぷりな、この「旅館のお料理」、ワクワクしました…！　田酒含む「青森日本酒のみ比べ」もあり、主人が楽しそうに飲み比べをしていました。

イワナ3種コース①イワナのお造り

イワナ3種コース②イワナの塩焼き

イワナ3種コース③イワナの天ぷら・骨せんべい
焼きたて・揚げたてで提供いただいたのですが、食べるペースが追い付かず…　それでもおいしくいただきました。

チェックイン前の駐車場で、何やら楽しげな看板があったのを見つけていたので、翌朝少し早起きして周辺散策に。玄関に出ると、猫が2匹。全部で4匹いるそうですが、全員には会えず…。

駐車場脇に登山口が…！　湯治客だけでなく、登山者にとっての要所でもあったのかとと、チェックアウト日になって気づきました…(笑)

登山口から1分足らずでちょっとした見晴らし台が。おなかもすいてきたので、ここからの眺めを楽しんでご飯を頂こう、と思ったら、

山向こうは見渡せず…。それでも綺麗だったので、ご愛嬌と思っています。

朝ごはんは、セルフで白飯お代わり自由！　白飯のおかずがいっぱいだったので、「あと一口分ほしい」と思ったときに助かりました。おいしかった～。
旅館内に「神社への1本道」？があり、そこもぜひと思っていたのですが、次の予定との兼ね合いがあり行けませんでした…。リベンジしないと…　いけない気が…(笑)