【宿泊記】西伊豆・土肥の老舗旅館「土肥館」に宿泊♪

修善寺方面から土肥に向かう際には、うねうねとした峠道を進んでいく必要があります。山の緑、空の青がきれいで気分爽快！
(自動車のナンバープレート等を加工で塗りつぶしてあります)

海沿いに若山牧水の石碑・文学碑が作られていました。

「花のころに来馴れてよしと思へりし土肥に来て見つその梅の實を」。日本一早咲きの桜「土肥桜」もこの地の名物(？)なので、この句なのかもしれないです。

牧水と土肥温泉の沿革。

表通りより奥まったところに旅館があります。圧倒的な佇まい…！

(夕方撮影)古き良き門構え・表札。

チェックインを済ませると、ロビーに大きくお花が飾られておりました。格式あるお宿にお邪魔するんだなあ、と、うきうき。

屋内に橋が架かっている！

橋の隣にはちょっとしたお休みどころが。夕飯前の時間(正確な時間は失念)中、西伊豆名産のところてんのお振舞があるそうです。小さな冷蔵庫が写真外に据えられておりました。
投稿者がテングサとあまり仲が良くないため頂けませんでしたが、同行者が部屋に荷物を置いた後に頂いておりました。こういうサービス、嬉しいですよねえ。

芳名板…とでもいうのでしょうか。錚々たるお名前が並んでおりました。

部屋名「頼朝」のお部屋にお邪魔しました。同じフロアに「秀吉」「家康」のお部屋もあったような…？　(記憶違いかもしれないです)　その日宿泊予約のあるお部屋に牧水の句が貼られており、…嬉しい！！

建物自体を新しくしたとのことで、お部屋もきれいです。

みんな大好き(？)広縁。ゆったりした広縁でした。

2名宿泊には持て余すほどの広々空間。

歩いて5分しないうちに海があるので、いそいそとお散歩に。海が見える町って…　いいなあ…

割引特典で貸切風呂をお安く使わせていただけるとのことだったので使わせていただきました。屋上階にこのような仕切り付きの貸切風呂が3室分ありました。

夕日の街・西伊豆の夕景・海を見ながらゆったり。贅沢なひとときでした。

レストランは半個室がずらっと並んだところにお通し頂きました。敷紙に牧水の句が刷られていたのも嬉しかった･･･！

サザエの踊り焼き…？　貝類に対して知識も野心もないので「おーっ」といった程度にしか思ってなかったのですが、相当なご馳走なんですよね。もうちょっと味わえばよかった…。火を通すと可食部がうねうねしだしてなかなか愉快な眺めでした。

お刺身てんこもり！　2人前でこんなにいただいていいの～！？と思いつつ、ちゃっかり完食。

煮魚も…　おいしかった…！　お皿との組み合わせも素敵ですよね。

食後の運動がてら館内散策。牧水の筆が当然かのように各フロアにかけられており、圧巻です。現代人に読みやすい筆跡なのも嬉しいですねえ…。へへ…。

写真は撮らなかったのですが、若山牧水資料室のようなものが1階にあり、前館主とお時間が合えば楽しいお話を聞かせていただけます。「生きた情報」とはまさにこのことだなあと思いつつ拝聴いたしました。写真は宿泊フロアに飾られていたもの。

これでもかと若山牧水。楽しい！

旅館の朝食は最高だなあ！　なんとなく「もう出発か…」と寂しくなって、海苔を持って帰って、帰宅後の夕食で思い出に浸りながら食べる、ってのが個人的恒例行事なのですが、同士の方はいらっしゃらないでしょうか…！(笑)

お部屋の眺望。山も楽しめ、

ちらっと海も見える！　特別室でないのにこれだけすがすがしい眺めにお部屋に通していただけて感動しました。　またぜひお伺いしたいです！