長町武家屋敷･にし茶屋街･ひがし茶屋街—金沢の情趣に浸る街歩き

下級武士である足軽の屋敷です。思っていたよりもずっと広くて明るくて驚きました。

足軽の屋敷の見学後に上級武士の屋敷を訪れると、その違いは歴然です。総檜の部屋、庭の造作、謁見の間、各部屋の襖絵は、主人の趣味のよさとともにそれを実現できるほどの経済力が現れています。

香林坊のビルが見えないと、長町武家屋敷界隈は自動車も通らず静かで、違う時代にタイムスリップしたかのように感じられます。塀の保護のため菰が掛けられていました。

見学予約をしました。ガイドがいないと迷子になります。写真は境内に掛けられていた柴犬の絵馬。かわいくて思わず。
この後、室生犀星記念館へ。

犀川大橋は、およそ100年前に造られ、国の登録有形文化財に登録されています。夜になると、街の灯りが犀川の水面に映り、橋を渡るのも趣があります。この橋から作家の室生犀星の育った雨宝院が見えます。

金沢駅のシンボルですね。ライトアップされると迫力があってきれいです。金沢駅でお土産を。

ホテルの近くの割烹です。地元の人が仕事帰りに寄るアットホームな小さなお店です。写真は加賀れんこんの蒸し物で、金箔が散らされ、目でも楽しめる一品です。

美術館の庭を散策。天気がよかったので、オブジェがきれいでした。見るだけでなく、体験もできる面白い屋外展示でした。
この後で、向かいの石浦神社へ。

加賀のお殿様の奥方の屋敷。襖や欄間の細かい彫刻や、部屋の色使いなどに、派手ではないが、繊細で贅沢な雰囲気を感じました。ちょうど歴代奥方の着物が展示されており、贅沢に刺繍を施した美しい着物を見ることができました。

観光客が集まるスポット。思わず写真を撮りたくなる美しい街並みです。現役お茶屋の志摩もそうですが、表から見ると建物は広く見えないのに、中に入ると奥行きがあって不思議な感じがします。

金沢のお茶屋文化を垣間見ることができます。現役お茶屋の志摩では和菓子と抹茶も楽しめます。室生犀星が芥川龍之介を案内したお茶屋もこんなお店だったのかと想像しながら見学するのも楽しかったです。