うさぎの楽園♡大久野島と竹原の町並み散歩　〜竹原市日帰り旅〜

大久野島の玄関口、忠海港。
フェリーのチケット売り場からすでにかわいい。うさぎモチーフが溢れて、不思議の国のアリスの世界観。大時計の文字盤は4の所だけこっそりうさぎ。
フェリー利用者は無料で駐車できました。

乗船時間まで港を散策。
個人の停泊船もたくさんあります。
今回はうさぎと戯れるために細く切ったにんじんスティックを持参しましたが、港と駅前のコンビニでうさぎ用ペレットを販売していました。

瀬戸内海の島々を眺めながら、15分程の船旅。しまなみ海道の多々羅大橋らしき橋も見えました。

島に到着！周囲は4.3km程の小さな島です。レンタサイクルもありますが、時計回りに歩いて一周することにしました。

日中はうさぎの数は少ないようですが、それでも歩いているとどこでも姿を見つけられます。人に慣れているので、にんじんも手渡しで食べてくれます。幸せ空間。

大戦中は大久野島全体が日本陸軍の管理下にあり、秘密裏に毒ガス製造が行われていました。地図から消されたこの島の、特殊な歴史に触れることができます。

みんなで集まって相談しているようにしか見えません。手前のうさぎのダブダブ感（笑）着ぐるみを着ているようにしか見えません。

島内にはたくさんの戦争遺跡が残されています。当時は貯蔵庫のコンクリートは迷彩色に塗られていたようです。1枚目の貯蔵庫は敗戦後に毒ガスを処分した際、火炎放射器で焼却したため中が黒く焼け焦げています。

芸予要塞の砲台の一つ。日露戦争前、瀬戸内海防衛のため島には3箇所の砲台が築かれました。毒ガス製造時代はここにもタンクが置かれていたようです。

第二次世界大戦時は毒ガス製造に必要な電力をまかなう発電所、朝鮮戦争時は米軍の弾薬庫として使用されました。
意外と窓が多くて、明るい建物だったんですね。

島を満喫した後は、さざなみ海道(国道185号)で町並み保存地区を目指します。瀬戸の島々を眺めながらの絶景ドライブコースでした。

平安時代には下鴨神社の荘園として栄え、江戸時代には製塩業や酒造業で栄えた町。飴色の格子戸が良い雰囲気。一軒一軒さまざまな格子が見られます。

格子戸には竹でできた一輪挿し、その中には竹細工の風車。竹のランプや、側溝の蓋。町の色々な場所で竹が使われています。

ちょっと休憩。藤井酒造の酒蔵交流館のベンチで最中をいただきました。中のアイスはほんのり酒粕の風味。

朝ドラ「マッサン」のモデル、竹鶴政孝・リタ夫妻の銅像。生家の竹鶴酒造では、お土産に日本酒を購入しました。

大林宣彦監督の「時をかける少女」で見覚えのある場所、胡堂。西方寺の石段をのぼると竹原の町並みが一望できます。