青森県横断！【奥入瀬渓流】【黄金崎不老ふ死温泉】女みちのく一人旅！

神戸空港から青森行きの格安航空券をゲット。機内は4列シートで狭いですが、FDAはJALと共同運行のため、JALと同じサービスが受けられ、飲み物サービスもあり荷物預け代も不要でした。

青森空港から青森駅までシャトルバスで35分。
青森県を横断したかったので、第三セクターの青い森鉄道で浅虫温泉駅まで行きます。短い区間ですが海が見えます。浅虫温泉駅から三沢駅までは、青い森鉄道という名だけあってずっと森の中を走っていました。

浅虫温泉駅で降り、次の電車まで1時間ほど散策することにしました。浅虫温泉は平安時代に慈覚大師（円仁）により発見さ れた歴史がある温泉街だそうです。海あり山ありで情緒溢れる静かな街でした。夕日の時間には早かったのですが、黄金色に輝く綺麗な海が見られました。

十和田市内で宿泊し、翌朝に十和田市中央から1時間ほどバスに揺られて焼山まで行きます。この辺りはバスの本数が少ないので注意が必要です。奥入瀬湧水館で事前予約した電動自転車を借りました。焼山から子ノ口まで14キロ。撮影スポットをゆっくり巡りながら4時間かけて周りました。

2本の桂の木に一枚岩が寄りかかり、小屋のように見えます。その昔、女盗賊が住んでいたという伝説もあるそうです。こんな所から突然盗賊が現れたら怖いですね。

見出しの写真は三乱れの流れです。午前中だったので、観光客もほとんどいなくて、太陽の光が水に反射して綺麗でした。

こちらは水の流れが急で、有名なスポットです。10月の中旬で紅葉にはまだ早いのですが、少し黄色になってきています。

うっそうとした森林に囲まれた道が続きますが自転車を漕いでいると風がとても気持ち良かったです。上り坂ですが、電動なので楽勝です。ただ、時折路面が濡れている場所があり、滑らないか怖かったです。

25mの高さから3段になって落下する様は豪快です。

落差30mの糸を垂らしたような繊細な美しい滝です。

幅20m、落差7mの水量が多く音も凄くて圧巻でした。ここまで来ると十和田湖までもうすぐです。
この滝は奥入瀬を遡上して十和田湖に入ろうとする魚を拒む、魚止めの滝とも呼ばれ、「十和田湖には魚が棲めない」と言われてるそうです。この辺りは観光バスの団体客が多くなってきました。

子ノ口で自転車を返して、ここから十和田湖遊覧船に乗ります。十和田湖まで来ると、辺りが急に開けて紅葉が美しいのに感動しました。ホント、頑張って来て良かったなと思いました。

子ノ口にある遊覧船乗り場から休屋まで50分ほど乗ります。船内アナウンスが十和田湖の歴史や見どころを案内してくれます。

10月中旬の十和田湖は紅葉が始まる時期で、デッキに出ると紅葉に彩られた美しい御倉半島が眺められました。1枚目は「千丈幕」。湖面に紅葉が映り込み絶景でした。

船を下りてから十和田神社までしばらく歩きます。「静かな湖畔の〜🎵」の歌が浮かんできそうなステキなロケーションでした。1枚目は懐かしのスワンボート、2枚目は恵比須大黒島、3枚目は十和田神社が鎮座されてる近く。厳かな雰囲気が漂っていました。

神聖な雰囲気に包まれた十和田神社は諸説あります。807年坂上田村麻呂が東夷征伐の際日本武尊を祭神に創建されたといわれています。また、熊野で修行した修験者が龍になり十和田湖を支配していたマタギを退治、その後青龍大権現として祀られるようになったともいわれています。龍神様が祀られているので、手水舎の水口は龍のモチーフが使われています。（2枚目の写真）御朱印集めをしています。(3枚目の写真)

海岸線が不通のため五能線は鯵ヶ沢駅までの区間しか運行しておらず、五所川原駅から代替バスでウェスパ椿山まで向かうことにしました。五所川原は立ちねぶたや、太宰治の生家で有名です。

バスの車窓から五能線の線路が見えてきました。しばらく日本海沿いを走り美しい景観が眺められました。途中、小さな駅も沢山ありました。各駅で乗車する人を確認しながら運転してくださった代替バスの運転手さんお疲れ様でした。

深浦駅で降りてランチも兼ねて海岸を散策しました。岩肌がゴツゴツしてて日本海の海岸は迫力がありますね。波が穏やかだったので、水面に映るリフレクションが印象的でした。

深浦駅からウェスパ椿山までバスに乗り、ホテルの方に迎えに来てもらいました。各部屋オーシャンビューで日本海が眺められます。夕日も見られて絶景でした。ホテルの詳しい事は宿泊記をご覧くださいね。

五能線驫木駅。雄大な日本海をバックにひっそりと佇む駅舎。この駅舎を見るために全国からファンがやってくるそうです。私もその一人。
ノスタルジックな雰囲気の駅舎は映画のワンシーンのようです。「男はつらいよ」のロケもあったようです。

千畳敷海岸は1792年(寛政4年)の地震で隆起してできたそうです。その昔、津軽藩のお殿様が千畳の畳を敷き、大宴会を催したといわれています。奇岩が広大に続く様は圧巻ですね。真っ青な空にゴツゴツした岩が映えて美しい。

鯵ヶ沢駅から「リゾートしらかみ」に乗り弘前を目指します。列車内では本場津軽三味線の演奏が聴けたり、車窓からりんごの木が見られたり、短い区間でしたが、リゾートしらかみの旅は充実していました。

弘前市出身の実業家の藤田謙一氏が別邸として東京から招いた庭師に造らせた庭園だそうです。岩木山を借景にした高台、池泉回遊式庭園があります。滝や、水琴窟、茶屋など見どころ満載です。3枚目の洋館は藤田謙一資料室、喫茶室、ホールとなっています。

津軽藩の城下町弘前は、明治以降「学都弘前」を目指し教育に力を入れたそうです。外国人教師を招き入れ早くからキリスト教も伝わり、文明開化の波で洋館が造られハイカラな街並みとなりました。2枚目は青森銀行記念館です。

元々は寛政8年(1796)、津軽藩9代藩主寧親（やすちか）により開校された「稽古館」。明治に入り外国人宣教師を招くようになってから、外国人の住居として洋館が建てられるようになったそうです。裏にある追手門広場内には実存した建造物が、10分の1の模型で展示されています。旧弘前市役所、弘前公会堂、商家など14棟が再現されています。

「旧東奥義塾外人教師館」1階にあるレストラン。洋風ランチのお店でカレーを注文しましたが見た目も可愛く美味しかったです。アップルパイが有名だそうです。

1917年に陸軍師団長の官舎として建設された和洋折衷のデザインの木造建築です。弘前城公園の目の前にあり、日本で2店舗目となる登録有形文化財の店舗だそうです。弘前らしい洗練されたお洒落な建物です。

慶長16年(1611)2代目津軽信枚により築城された。春には2600本もの桜が咲き誇り、全国各地から沢山の人が訪れる名所です。冬には枝に積もった雪を桜に見立てた「冬に咲くライトアップ」がされているようですが、枝に雪が積もっていることやお堀が真っ白になっているなど、条件が揃ったときが美しいそうです。一度見てみたいですね。